毎年変わるファッション
ファッションの流行は、毎年移り変わって生きます。とくに、若い女性なんかは敏感に反応してしまうもの。私も年は若いほうなのですが、実はファッションにあまり興味がありません。ですが、その年流行するものは、テレビをつけているとなんとなく耳に入っていたり、周りの友達がみんな同じような服を着ていたりして、毎年必ず目に入ってきます。私みたいに流行に敏感でない人は、そんなに同じ服を着て、面白いのかしらと思ってしまう人もいるのではないかと思うのですが、それでも流行の力はすごいもの。一気に経済をかき回して、日本の景気を潤していってしまうこともあります。その力は、年間兆にも上るほどだとか。ファッションに無関心な私でも、そのおかげで経済が潤い、ご飯も美味しく食べられてるのだと身にしみてしまいます。 と、ここまで私はファッションには興味がないように書いてきましたが、実は私はデザイナーをしています。洋服のデザイナーではなく、ゲームや書籍に使うイラスト等を描くデザイナーです。実は、こっちのデザイン業界にも、その洋服のデザインがものすごく影響を与えるのです。たとえば、ワンピースが流行る年であれば、ワンピースのイラストを描く雑誌の表紙が増えます(もちろんファッション雑誌ではありません)。そのくらい、ファッションの風というのは強いのですね。実は、ファッションとまったく関係のない、ゲームや雑誌、マンガ関連に、その年の流行ファッションを取り入れると、女性層に売れるのか、売れ行きが伸びるのです。若い女性たちがこぞって「この作品は、今年の流行を知っている。私と共感できる作品だ」という認識をするのだと専門家の人に伺いました。ファッショントレンドを上手く使うことにより、まったく関係のない分野でも、かなりのシェアを伸ばすことができるのです。それほどファッションの力というのは協力なのでしょう。たとえば、数千年前の人類にとっては、ファッションというのは、男性の強さのようなものなのかもしれません。強ければ強いほど、自分をより人に惹かれさせることができる、本能に呼びかけるもの。それが自然と様々なものへつながって、ファッションからゲームへ、ファッションから一般雑誌へ、と思考を発展させる近道になるのかもしれません。